葬儀

葬儀社から生前見積もりは取っておくべきか?

生前見積もりって必要?

病院から「心の準備をしておいてください」とか、
年齢的に「そろそろ葬儀の準備をした方が良いかな」
と考え始めた際、

やはり葬儀は避けて通れないことですから、
「やっぱり生前見積もりってとっておいた方が良いのかぁ」と、漠然と考える方も多いことでしょう。

近年ではエンディングノートや、ご自身で「こういう葬儀をしてほしい」とご希望を残す方も増えていますが、

生前見積もりって本当にとっておいた方が良いのか。
生前見積もりを取らなかった場合のデメリットは何なのか。

ご紹介しますので参考にして頂ければと思います。

生前見積もりを取った時と、事前相談なしで依頼したときの違い

葬儀社に事前相談し、生前見積もりを取った場合と、
病院から訃報の知らせを聞き、慌てて葬儀社を決めた際の違いをご紹介していきます。

葬儀スタッフがどんな人かわからない

もしもの時に、葬儀社を慌てて決めた場合。

葬儀を依頼してから初めて葬儀社の人間と対面するになります。

依頼して駆けつけた葬儀社に対して不満や疑問を感じても、話が進んでしまっては「やっぱり別の葬儀社にお願いする」というのは現実的に難しくなります。

搬送だけで断ったら通常より高い料金を請求される

駆け付けた葬儀社に不満を感じて、例えば

「病院から安置施設に搬送してもらったけど、やっぱり別の葬儀社にします」
となった際、

  • 病院から安置施設への搬送料
  • 安置施設の使用料
  • 枕飾り
  • ドライアイス

などの費用がかかります。

通常、搬送やドライアイス・枕飾りなどの費用は葬儀プランに含まれているケースがほとんどです。

搬送だけで断った場合は通常の料金で請求されるでしょう。

葬儀プランには料理や斎場使用料などプランに含まれていない

葬儀社のホームページを見た際にチェックすべき点は、

斎場使用料金が含まれているプランなのか、含まれていないのかをチェックしましょう。

また、料理は親戚の人数によって大きく変動します。

ザックリ言って料理は「親族の人数×3」でかかります。

  • 夕食
  • オードブル(通夜振る舞い)
  • 朝食
  • 昼食
  • 忌中引き料理
忌中引きとは

初七日に行われる法要を、火葬後に済ませる形式をとるケースが一般的です。
火葬場で骨上げ後、再び斎場へ戻り初七日と四十九日の繰り上げ法要を行います。
繰り上げ法要の場で忌中引き料理を振舞うか、お土産として忌中引き料理を持ち帰ってもらう形をとります。

葬儀プランが30万だったとしても、
親族が多い場合、料理も含むと60万や100万近くになることもめずらしくありません。

料理代を安くあげるために、持ち込みする方法もありますが、食中毒発生のリスクから持ち込み禁止の斎場もあるので注意です。

何が言いたいかというと、
葬儀プランだけで葬儀の費用を算出することは難しいので、比較検討した方が良いということです。

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葬儀が終わっても相談相手になる

葬儀が終わると、保険や年金などの手続きも必要です。

今はネットである程度調べることができますが、困ったときの相談相手として葬儀スタッフは心強い味方となってくれます。

事前に調べず選んだ葬儀社が頼りなかったり、頼りにしたくないような人の場合は、忙しいなか自分で調べて対応しなければなりません。

生前見積もりを取った方が良い理由

生前見積もりを取った方が良い理由として次の点があげられます。

  1. どんな人か、スタッフの人柄がわかる
  2. 事前に実際かかる葬儀費用がわかる
  3. もしものとき「ココに連絡したら良い」という安心感
  4. 生前見積もりを取ってくれない葬儀社を避けられる

先に紹介したリスクと相反する部分もありますが、
一つひとつご紹介していきます。

どんな人か、スタッフの人柄がわかる

もちろん良心的な葬儀社が多いと思いますが、

事前に相談することで、どんな対応をしてくれるのかスタッフの人柄を知ることができるでしょう。

葬儀社といっても様々ですし、スタッフも人なので色々な人がいます。

事前に話を聞くことで、信頼できそうか頼りにできそうか。ある程度判断することができるでしょう。

事前に実際かかる葬儀費用がわかる

葬儀費用は、斎場使用料や料理など葬儀プランに含まれていない部分で料金が大きく変わってきます。

親戚が何人か、参列者は何人くらいを予想してどれくらいのホールが必要か
ホームページで葬儀社のプランを見比べてもわからない部分がわりと明確になります。
実際にどれくらいの費用かを事前に予想ができた方が、もしもの時の安心感に繋がります。

また「こんなはずじゃなかった」という事態を避ける上でも、事前に話を聞いてコチラの要望を伝えた上で依頼する方が安心感も高いでしょう。

もしものとき「ココに連絡したら良い」という安心感

葬儀は突然訪れるものです。

私自身も父は長いこと入院していて、もう長いことないと医者から聞いていましたが、それでも「息を引きとりました」と夜中に電話を受けたときは慌てました。

「ココの葬儀社にお願いしよう」と事前に相談しておくと、安心感に繋がります。

生前見積もりを取ってくれない葬儀社を避けられる

中には、生前見積もりを取ってくれない葬儀社もあります。

理由は、

  • めんどくさい。
  • 儲けが出ない。

という理由でしょう。

相談者が冷静な時に生前見積もりを取った場合と、急な出来事で動揺している際の見積もりとでは違いが出る場合があります。

言い方は悪いですが…
葬儀社が利益を出すために、動揺している喪主さんに吹っ掛ける恐れがあります。

もちろん、良心的な葬儀社が多いと信じたいですが
いくつかの葬儀社に相談することで、そういったリスク回避に繋がるでしょう。

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生前見積もりで何を聞くか?

当然ですが、生前見積もりを依頼するにあたり、葬儀社に出向くなりして葬儀担当者と話をする事になります・

プロのアドバイスのもと見積もりを作成する事になるので、事前に質問を用意する必要はないですが、

慣れないことと思いますので、ある程度聞くことは事前に用意していくと良いかもしれませんね。

事前に決めておいた方が良いこと
  1. 家族葬か一般の葬儀か
  2. 親戚の人数を把握しておく
  3. 一般会葬者はどれくらいか
  4. 希望の寺院や宗教者を紹介してくれるか(決まっていない場合)
  5. 特別な要望がある場合

それでは一つひとつ見ていきましょう。

家族葬か一般の葬儀か

葬儀費用面や斎場の大きさなど、葬儀プランで大きく違ってきますのでどちらで執り行なうかは事前に決めておきましょう。

葬儀費用を抑えるならどっち?
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親戚の人数を把握しておく

喪主さんの家族を含め、葬儀に参列される親族の人数を把握しておきましょう。
親族の人数で葬儀期間中の飲食に掛かる費用が大きく変わってきます。

親戚の人数は、料理(夕食・オードブル・朝食)の数で費用が変わってきます。

一般会葬者はどれくらい見込めるか

家族葬であれば、基本的に一般会葬者は招きませんが、一般葬の場合は斎場の大きさに関わってきます。

「そんなに来ないでしょ」と想定したものの、実際には仕事関係、息子・娘の職場関係、娘の旦那の職場関係など、会葬者が予想より多くなるケースはめずらしくありません。

これは事前に相談しても、明確な人数を導くことは難しいですが、相談することである程度把握することができるでしょう。

希望の宗教者を紹介してくれるか

古くから檀家であったり、お付き合いのある寺院や宗教者がいる場合は必要ありませんが、宗教者の付き合いが無ければ葬儀社に紹介してもらうことになるでしょう。

宗派や寺院によってお布施・戒名(または法名)の金額に違いがありますから、費用面で希望がある場合はその旨も伝えて相談するのもポイントです。

また、古くからの仕来りや風習に厳しいお寺、昨今の事情に合わせて柔軟に対応してくれるお寺と様々です。
(柔軟に対応してくれるお寺が増えていますが…

どんなお坊さんを紹介してくれるのかは葬儀社によって変わりますので、お布施の金額やお葬式後の付き合いも含め、事前に相談することで安心に繋がります。

葬儀では(枕経・お通夜・告別式・繰り上げ法要)とお経を頂きます。
その後は四十九日や一周忌・三回忌とお付き合いは続くでしょう。
その辺りの費用や、戒名(または法名)料・お車代など、後々いくらかかるのか
葬儀社に紹介してもらう際は、確認しておくと良いでしょう。

※無宗教葬の場合は必要ありません。

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まとめ。

葬儀は突然訪れるものです。

ホームページを見て決めたり
「有名だから」という理由で葬儀を依頼した場合、

金銭的な部分も含めて、一般的に葬儀と深く接する機会などあまりないですから、不安な部分が多いと思います。

また、最近では葬儀プランでセット価格を提示している葬儀社もネットでは増えてきていますが、あなたが喪主として葬儀を執り行なった場合に費用はいくら掛かるか?

葬儀プランだけでは飲食代・お布施など不透明な部分もありますので、何社か比べてみることをおすすめします。

とはいえ、毎日何かと忙しいと何社も回って話を聞くことはなかなか難しいでしょう。

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