葬儀

葬儀と家族葬の実費で掛かる費用の違い、葬儀費用を抑えるならどっち。

葬儀費用を抑えるならどっち?

近年支流の家族葬ですが、各家族化が進み、ご近所付き合いも希薄になり、身内だけでこじんまり葬儀を執り行なおうという方が増えたことから、家族葬が増えてきています。

ただ、身内だけで執り行なう家族葬と、ご近所や友人、会社関係の方々など一般参列者の方を招いて執り行なう一般葬

参列者の人数や葬儀の規模が違うので、葬儀費用もそれなりに違いが出てきますが、葬儀費用を抑えるなら家族葬の方が良いとお考えの方も多いのではないでしょうか?

ここでは、家族葬と一般葬の葬儀費用の違いや参列者を招くかどうかで実際に支払う費用の出所についてお伝えします。

特に、葬儀費用を抑えたいとお考えの方は参考になると思います。

実際の出費は葬儀の方が抑えられるケースがある

結論から言うと、家族葬より一般葬儀の方が出費は抑えられる事があります。

なぜ、葬儀費用に関する事を記事にしているかというと、
私が葬儀社に勤めていたときも「葬儀費用をできるだけ抑えたい」という依頼が多いからです。

【祭壇料・斎場・お布施・親族の飲食代】家族葬も葬儀もかかる費用は大きく変わらない。■香典の集まり方が違う。家族葬の場合、香典=家族+親族。葬儀の場合、香典=家族+親族+一般会葬者

家族葬より会葬者を招いて一般的な葬儀をしたほうが、実費での支払いが少なくなるケースがあります。

家族葬と葬儀の価格の違いと、実費で掛かる費用の違い

これは何も難しい話ではなく、葬儀費用で大きなウエイトを占めるのが

  1. 祭壇費用(祭壇花を含む)
  2. 葬儀会場費用
  3. 住職さんへと御布施
  4. 親族の飲食代

これらの費用です。

葬儀社がホームページに掲載している葬儀プランに含まれるのは、

1と2です。

お寺さんへのお布施や戒名料は葬儀プランとは別です。

そして、その御当家によって親族の人数が違いますから、葬儀プランにあらかじめ料理の料金を含めることも難しいのです。

祭壇は大きさによっても異なりますし、参列者の人数によって会場の大きさも異なりますが、

何より、費用面での大きなウエイトを占めるのが親族への飲食代です。

お葬式の飲食代は親族が多いほどウエイトが大きくなる

家族葬と言っても、お亡くなりになった方のご家族だけでなくお亡くなりになった方の親のつながりやご兄弟など、ご親族の方は御通夜を終え、一夜を明かし翌日には火葬場まで一緒に足を運びお亡くなりになったお骨を一緒に拾ってご供養するのが一般的です。

その後親族の方々に対し、葬儀を執り行なう側は料理でおもてなしをします。

  1. お通夜の前の夕食
  2. お通夜の後の通夜振る舞い(オードブル・アルコール類など)
  3. 告別式前のの朝食
  4. 火葬場での弁当
  5. 繰り上げ法要(忌中引き料理)

ざっと見ても1人あたり、5回分の料理が掛かりますので、
集まる親族が多ければ多いほど葬儀費用がかかります。

葬儀プラン以外でかかる費用の大きなウエイトを占めるのが、身内への料理です。

葬儀プラン≦葬儀費用
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普通の葬儀の方が実費が掛からない理由

一般的な葬儀は、ご近所の方や会社関係など一般会葬者をお招きした葬儀となります。

一般会葬者をお招きすると受付などの対応は必要ですが(葬儀社が対応する場合もあります)、香典が集まります。

香典への返礼品をお渡ししますが、基本的にそれだけですので集まった香典は葬儀費用の足しになる訳です。

地域によっては、通夜振舞いに一般会葬者を招く風習がありますので、
会葬者が増えるとオードブルや飲料に費用がかかるケースもあります。

私自身が父の葬儀をした実際に経験した例

私自身、20代後半で父親がなくなりまして喪主として葬儀を執り行ないました。

母親はすでに離婚していて、一つ下に弟がいます。

父は長いこと入院生活をしていて社会から離れて10年近くにたっていたこともあり、職場関係の繋がりもなく近所づきあいもほとんどありませんでした。

それでも私は一般葬で執り行なう事を選択しました。

私と弟の職場や友達関係を招くことにして一般的な葬儀を執り行ないました。
(呼ぶというより、友人に知らせると周りが伝えてくれました)

結果的に、葬儀費用は約60万円(住職への御布施込み)でした。

香典は親族・参列者合わせて約58万円ほど。
私と弟で身銭を切った実費が約2万円ほどでした。

葬儀と家族葬はお金以外にどんな違いがある?

ここからは、喪主さんの立場で葬儀と家族葬にどんな違いがあるのか。
お金以外の点でご紹介します。

家族葬の良い点

  • 親族だけなので余計な気を遣わなくて良い
  • 喪主さんも割とゆっくりできる

家族葬の大変な点

  • 後日、家へ弔問に来る人の個別対応

一般葬儀の良い点

  • 多くの人に故人の最期を送ってもらえる

一般葬儀の大変な点

  • 喪主さんの一般会葬者への対応(一人ひとりへの挨拶など)
  • 人数が多いと何かと慌ただしく過ごす

お金以外の点であげるとしたら、一般的にこのような違いがあります。

一般葬儀でも後日弔問へ訪れる人はいますが、家族葬は「身内だけで営みます」ということなので後日弔問する方が増えるでしょう。

家族葬はどんな人に良い?

家族葬と一般的な葬儀の金銭的な話を中心にしてきましたが、では家族葬はどんな方に良いかというと

  • 身内だけでこじんまりした葬儀を行いたい方
  • 故人の生前の意向で家族葬が良い方
  • 自宅で葬儀を執り行う方
  • 一般会葬者が見込めない方

このような方に家族葬は良いでしょう。

事例。家族葬ではなく葬儀を選んで良かった
【体験談】家族葬か葬儀で迷った末に葬儀を執り行なったS家のケース。家族葬にするか葬儀にするか、葬儀社の説明会にまで足を運んで「家族葬を執り行なおう」と考えていたS家が、一般的に葬儀にした事例。家族葬にするか葬儀にするか迷っている方は是非参考にしてみて下さい。...

まとめ。あくまでお金の話です。

ここまで葬儀費用を抑えるなら、という話をお伝えしてきました。

あくまで葬儀費用に特化した話です。

葬儀は、お亡くなりになった方の生前からのご意向やご家族の皆様の意向があるので、葬儀と家族葬のどちらの方が良いというような問題ではありません。

身内だけでこじんまりと、温かく送って上げられるのが家族葬というイメージかと思いますが、葬儀費用は、親族の多さで大きく変わってきます。

  1. お通夜の前の夕食
  2. お通夜の後の通夜振る舞い(オードブル・アルコール類など)
  3. 翌朝の朝食
  4. 火葬場での弁当
  5. 繰り上げ法要(忌中引き料理)

身内の方一人当たり、一般的にこれだけの料理を用意しますし、お酒や飲料も掛かります。

単純に1食あたりの飲食代が1,500円(×4)。
そして繰り上げ法要では一人当たり約4,000円です。

喪主の方の家族を含め、集まった親族が30名いたら、300,000円です。

例えば葬儀プランが200,000円だとしたら、500,000円となります。

集まる親族が多いと、葬儀プランより実際に支払う費用は2倍になることも珍しい事ではありません。

一般会葬者の見込みがつくなら、家族葬より葬儀の方が実際の費用は抑えられます。
家族葬でこじんまりと言っても、親族の方はお招きする事になると思います。

葬儀費用は、親族への飲食代が意外と大きなウエイトを占めるので、一般会葬者をある程度お招きできる見込みがあるなら、家族葬より葬儀の方が実費で掛かる費用が抑えられるということになります。

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