大人になると度々お通夜に参列する機会が増えてきます。
しかし、そう頻繁にあるわけでもないですし、訃報の急な連絡になりますから
「香典っていくら包むと良いの?」
「香典はどこで渡したらいいの?」
「喪主さんへの挨拶ってどう言ったらいいの?」
服装にも気を使うし、少し緊張してしまいますよね。
ここではお通夜の挨拶と香典の渡し方についてお伝えしますので、参考になれば幸いです。
お通夜、お葬式に必要な持ちもの
- 香典
- 数珠
- ハンカチ
男性は、黒いネクタイをつけますが
靴下も黒いものを忘れずに。
喪服に白い靴下は座ったとき裾が上がって目立ちます。
お通夜の式場に入ったら受付で香典を渡す
葬儀場を訪れると入口に受付があります。
そこで、香典を渡します。
領収書を発行する場合も受付に伝えます。
お通夜がすでに始まっていて受付が閉じていた場合は、お通夜を終えて最後に渡しましょう。
自宅葬の場合
故人の自宅で葬儀を行っている場合も、玄関から入ったら受付の代わりになるようなスペースを設けています。
もしも、そのようなスペースがない場合は、喪主さんかご家族の方に渡します。
香典を渡す際のマナー
「この度は御愁傷様(ごしゅうしょうさま)でした」と一礼しながら渡します。
領収書が必要であれば、その旨も伝えます。
裏話と言いますか、実情を言いますと
葬儀場で受付係をしている人は、葬儀社スタッフのケースが多いです。
ただ、小さな葬儀の場合、
親族が行うケースもありますが、最近では稀でしょう。
地方の場合、町内会が手伝うケースも。
https://reisou-tashinami.jp/kouden_manner/
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式場に入ったら静かに着席
式場に入ったら前の方から詰めて着席します。
お通夜が始まりお坊さんの読経の際、焼香します。
焼香は、順に前に足を運んで焼香する場合と、焼香箱が回ってきてその場で焼香する「回し焼香」の場合があります。
焼香箱が回ってくる場合、席が詰まっていた方が運びやすいです。
お通夜の流れ
お焼香の作法の前に、お通夜の流れをご紹介しておきましょう。
お通夜の際は、香を焚く機会が2度ありますので。
- 開式の辞(司会者が行う)
- 僧侶入場
- 読経(最中にお焼香する)
- 僧侶の説法
- 弔辞拝受・弔電奉読
- 親族の挨拶
- 終了(焼香する)
お通夜の一般的なお悔みの挨拶
喪主さんやご親族の方とあまり近しいお付き合いがない場合、どういった言葉でご挨拶してよいのか困ってしまいますよね。
最後に、お通夜が終わって喪主さんやご親族にお声をかける際の言葉を参考までにご紹介しておきます。
「このたびは、(誠に)ご愁傷様でした。」
「慎んで(または「心から」)お悔み申し上げます。」
一般的なお悔やみの挨拶です。
お悔やみの例文
「この度は突然のことで驚いております。なんと申し上げてよいのか…慎んでお悔みを申し上げます。」
「この度は本当に残念なことでございます。どうかお力を落としなさいませんように。」
一般的にはこのような例文が紹介されていることが多いと思います。
形式的な挨拶も大事ですが、ご自分のお気持ちや、故人への想いの言葉を添えても良いです。
お通夜では、参列者が次々と挨拶するので長話はせず手短に済ませるようにしましょう。
さいごに
お通夜はあまり機会のないことですから緊張してしまうことと思います。
ただそれは喪主さんや家族の方も同じです。
最低限の礼儀や作法も大事ですが、やはりお悔やみの気持ちが大事です。
私自身、喪主の立場を経験しましたが、来てくれただけでうれしいものです。
ご縁のあった方には感謝の気持ちを持って参列したいものですね。
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