急な訃報に際し葬儀に参列するとなったとき
「香典っていくら包んだらいいんだろう?!」
と、考えてしまいますよね。
葬儀に参列する機会は、年齢とともに増えていきますが、そうそう機会があるものでもありません。
ただ、冠婚葬祭は人間性が出ると言われます。
香典の金額でその後の付き合いにも影響する場合もありますから、恥をかかないようにしたいものですよね。
ここではお葬式で故人との関係と香典の相場、そして金額の決め方についてご紹介しますので参考になれば幸いです。
お通夜の香典、故人との関係と相場
故人との関係による一般的な香典の相場です。
最多回答額 平均額※ 祖父母 10,000 17,280 親 100,000 62,318 兄弟姉妹 30,000 39,518 おじ・おば 10,000 17,063 上記以外の親戚 10,000 12,583 職場関係 5,000 5,447 勤務先社員の家族 5,000 5,131 取引先関係 5,000 6,897 友人・その家族 5,000 5,972 隣人・近所 5,000 4,810 その他 5,000 6,274 ※平均値は各回答データの最高値と最低値を含めずに計算しています。
引用元:全互協アンケート調査(平成28年度)より
いくらか迷った際は、平均額ではなく最多回答を目安にすると良いでしょう。
香典に包む金額は奇数だけ。偶数はNG
香典の相場をご紹介しましたが、包む金額は奇数のみです。
故人との関係から、3,000円、5,000円、10,000円、30,000円、50,000円、100,000円~
というように2で割り切れない金額を入れます。
偶数がNGとされる理由は、
縁起というか、古くからの習わしで、「割り切る」という事は「故人との関係や繋がりを切る」と考えらているからです。
4という数字は偶数ですが、9も「死」や「苦しむ」という意味合いを持つので避けましょう。
以前、香典を頂いた方は同額を包む
もしも、以前あなたの親族の葬儀に参列して頂いた方のお葬式であれば、同額を包むのがマナーです。
あなたの親族の葬儀に香典を頂いているなら、失礼に当たらないように葬儀台帳を見ていくらの香典を頂いたのか確認しましょう。
お通夜ではなくお葬式のみ参列する場合
お通夜に参列できず、翌日のお葬式に参列する場合は上記の相場を参考にしてください。
お通夜とお葬式の両方に参列する場合
お通夜で香典を渡して、さらに翌日のお葬式に参列する場合。
香典を包む必要はありません。
ただ中には3,000~5,000円程度包む方も見られます。
これは良い悪いではなく、お気持ち程度で良いでしょう。
法事の際は、香典の半分が一つの目安
因みに、初七日や四十九日、一周忌、三回忌などの「御仏前」は香典の半分くらいが一つの目安になります。
また、法事を簡素に行う場合、喪家から「特別な配慮はいりませんよ」と申し出があった場合は香典の2~3割が一般的です。
香典は多くても少なくてもよくない?!その理由とは
故人との関係から香典の相場をご紹介しましたが、
包む金額に気を遣う点が一つあります。
それは、もしもあなたの身内が亡くなったとき、その相手は「あなたが包んだ香典をもとに金額を決める」という点です。
葬儀に包んだ香典は、葬儀台帳に名前と金額が記載されます。
その方が、あなたの身内の葬儀に参列した場合、
葬儀台帳をもとに包む金額を決める場合があるからです。
これは必ずという訳ではなく、
失礼に当たらないよう、葬儀台帳を確認するケースがあるという事です。
そもそも香典は亡くなった故人への気持ちが大切ですが…、
このようなケースもあります。というお話です。
香典を渡すのはいつ?葬儀に参列して香典を渡すタイミング
お通夜やお葬式において香典を渡すタイミングは、
式場の入り口に受付があるのでそこで香典を渡します。
香典の包み方や入れ方、不祝儀袋の書き方については
下記の記事をご覧ください。
https://reisou-tashinami.jp/kouden_manner/
https://reisou-tashinami.jp/otsuya_manner/
まとめ
訃報は不意に訪れるので、香典の金額については悩まれる方が多いでしょう。
今回ご紹介した香典の相場が参考になれば幸いです。
香典は台帳に名前と金額が記載されますので、ケチって少額で済ませるのはおすすめしません。
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