葬儀屋って女性でも働ける?

女性(葬儀屋の仕事)

葬儀屋の仕事に関心をお持ちの女性の方へ。

葬儀屋で女性が働く際、どんな問題点があるのか。
給料事情や年齢のこと。

そして葬儀屋の仕事の特性から向き不向きなどもご紹介します。

後半に、葬儀業に関わる女性が活躍する仕事・業種もご紹介しますので合わせて参考にしてみて下さいね。

目次

女性でも葬儀の仕事ってできる?

棺

葬儀屋では、女性の従業員も活躍しています。

ただし、割と会社によって違いますね。

中小、零細の葬儀社だと女性の葬儀スタッフも雇ってくれるところが多い傾向にありますが、

大手葬儀社だと、女性も雇用している会社もあれば、葬儀スタッフは男性のみで女性はセレモニースタッフとして、サポート業務のみの会社もあります。

力仕事はある?

少ないですが力仕事はあります。

  • 搬送車から遺体をご自宅に運ぶとき
  • ご遺体が収められた棺を動かすとき
  • 祭壇設営が必要なとき

ご遺体を2人で持ち上げて移動することがあります。

葬儀は一人で準備するわけではありませんが、外現場(町内会館など)で祭壇設営が必要な場合は大変です。

不規則な生活になる

葬儀の依頼はいつ入るかわかりません。

葬儀担当者になると、24時間交代で待機する会社が多いです。
24時間待機して電話が入ると病院へ向かいます。

当然、夜中になることもあります。
(ずーっと会社にいるとは限りません。)

24時間待機して依頼が入らなかったら、ジャンプして次の人が待機するという流れになります。
月に何件の葬儀を担当するかは、スタッフの人数や月間の葬儀件数によるので一概には言えませんが、大手の場合は一人のスタッフが担当するのは月に3~5件程度が一つの目安になりそう。

そしてお通夜は18時や19時から始まり
告別式は朝から始まります。

毎日決まった時間に出社して決まった時間に退社する仕事ではありません。

葬儀屋の仕事に就きたい女性の求人の探し方。

葬儀屋は紹介でしか入社できない会社もあります。

また、大手葬儀社は会社によって葬儀担当者は男性のみの会社もあります。
「女性可」「女性歓迎」などの求人なのかをチェックすると良いでしょう。

また、中小企業の葬儀社の場合は、
女性の葬儀担当者を雇い入れている会社もあります。
まずは求人から問い合わせてみることをおすすめします。

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女性が葬儀屋に就職するうえで年齢制限はある?

正社員雇用を行っている会社(湯灌師・葬儀屋など)は、40歳を超えると就職が難しくなる場合があります。

また大手葬儀社の中には一般募集を行っておらず、紹介でしか採用していない会社もあります。

葬儀屋への転職・入社を目指すなら、求人よりも先に知り合いを辿った方が良い就職先が見つかるかもしれません。

葬儀の仕事って儲かるの?

給料明細と現金

月収20~35万
※求人広告を参考

葬儀屋の社員も固定給+歩合や、手当てがプラスされる会社もありますから、手取りが30万や40万を超える会社もあります。

葬儀の資格

葬儀業ではキャリアアップに繋がる資格に「葬祭ディレクター(2級1級)」というものがあります。

受験資格は、
2級が葬祭実務経験を2年以上
1級は葬祭実務経験を5年以上または2級合格後2年以上

試験要項はこちら
→葬祭ディレクター技能審査要項

葬儀の仕事に向いている女性

百合の花

葬儀の仕事に向いているか。葬儀の仕事柄、特徴的なポイントをご紹介します。

参考までにご覧ください。

遺体が平気な人

葬儀は遺体を目にします。
ご遺体には水死体や腐乱死体、小さな子供など、長寿を全うしてこの世を去られた遺体だけではありません。

ご遺体に直接触れる機会はほとんどありませんが、ご遺体にドライアイスを配置したり、棺布団を持ち上げて移動したりします。

ご遺体が平気な人は向いています。

ある程度の力仕事もこなせる人

病院から搬送したとき、ご自宅や安置場でストレッチャーから布団へ移動するのに2人で持ち上げたりします。

また、外現場(町内会館など)では祭壇を設営します。
たった一人で重いものを持ち上げる必要はありませんが、非力だと厳しいです。

お客さんのために奉仕できる人

身内の死で悲しんでいる中、葬儀は進んでいきます。
喪主さんの要望だけでなく、親族のお世話もします。

様々な人がいる中で、滞りなく葬儀を進行するうえで心配りが大事になります。

生活のリズムが一定じゃなくても平気な人

毎日9時に出勤して17時に退社。
という規則正しいサイクルではありません。

お通夜の日は夜まで、告別式は朝から夕方まで。
葬儀の2日間は忙しくても、それ以外は別の仕事をしたり、葬儀社によっては暇を持て余したりします。

これをメリハリがあっていい
と感じられる人には向いています。

葬儀の仕事に向いていない女性

向いている人であげた点の反面にもなるのですが、葬儀の仕事の特性から下記の点が気になったりストレスになる女性は向いていないといえるでしょう。

ご遺体がダメな人

注射や血を見るのが苦手な人もいるように、遺体を見るのが苦手な人もいるでしょう。
遺体を見て嫌な気分になる方は女性も男性も向いていないです。

毎日決まった時間で働きたい人

お通夜は夜ですし、告別式は午前中に行われることがほとんどです。葬儀が入ると、夜勤とまで行かなくても不規則になります。

また葬儀担当者になると、当番制になり24時間待機で依頼を待ちます。依頼が入れば夜中でも病院へ向かいますので、時間が不規則な仕事はイヤだ。という女性には向いていません。

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理不尽なお客にストレスがたまる人

喪主さんや家族だけでなく、親族まで含めると本当に様々な人がいます。
理不尽なことを言われたり横暴な態度を取る人も中にはいます。

誰だって当然ストレスがたまると思いますが、そんな理不尽なストレスを上手に発散できない方は向いていないかもしれませんね。

女性が活躍する葬儀に関わる仕事・職業とは

祭壇・斎場

葬儀屋の正社員としての仕事についてご紹介しましたが、葬儀屋の社員以外の葬儀に関わる仕事をご紹介します。

営業職

大手葬儀社では互助会制度を導入している会社が多いです。

互助会とは、
積立式の会員制度で、月々2,000~5,000円を48回とか60回積み立てて、冠婚葬祭の一部費用に充てる制度です。

互助会制度の葬儀社では自社で会員募集の営業を行っている会社もあれば、保険会社と同じように代理店が従業員を雇って営業している会社もあります。

ちなみにベルコさんなんかは後者の代理店が営業しています。
ベルコさんは、ベルコ本体の葬儀スタッフが葬儀の段取りをして喪主さんやご遺族の窓口となってサポートをするのは代理店の営業スタッフです。

互助会の会員書は、葬儀の依頼時に使用するので新たな入会を獲得する目的で営業スタッフが遺族の窓口になっています。

セレモニースタッフ

時給950~1,500円

セレモニースタッフは基本的に女性のみ。
葬儀が円滑に進むようサポートする仕事です。

斎場設営の手伝いや、お通夜・告別式中は、会葬者の座席案内や回し焼香のサポート。
受付の手伝いや、通夜振る舞いの配膳など裏方仕事の全般です。

大手葬儀社の場合、契約社員やパートで直接雇用しシフトでほぼ毎日仕事がありますが、

葬儀があったときだけ出勤する登録制のパートや、人材派遣会社で提携先の葬儀社にセレモニースタッフを派遣する会社などがあり働き方も様々。

登録制や派遣の場合は、仕事のスケジュールが決まってあるわけではないので、子育てを終えた40代や50代の主婦のパートさんが比較的多い印象です。

ちなみに、
お通夜の日は、14時くらいから始まり20時くらいまで。
翌日の告別式は、8時から16時くらいまで。
時給は1,000円前後が一つの目安になるでしょう。

湯灌師(おくりびと)

月給20~35万
固定給20万前後+歩合が多い傾向

映画の影響で湯灌師というより、一般の方は「おくりびと」といった方がしっくりくるかもしれませんね。

湯灌師の仕事は、女性も増えています。

葬儀社からの依頼を受けて仕事をします。
個人事業で湯灌師を営んでいる人もいる業界です。

湯灌師は、会社によって固定給のみだったり固定給+歩合のところもあります。

湯灌師は湯灌・納棺の場合と、納棺のみの場合もあります。

葬儀社によっては女性のご遺体は女性湯灌師に依頼したり、女性の方が仕事が丁寧なので女性の湯灌師にしか依頼していないという会社もあるほど。
地域によりますが、納棺のみなら葬儀社スタッフが対応している地域もあります。

湯灌=身体を清めること
納棺=棺に納めること

湯灌でも納棺のみでも、男性の遺体は髭を剃り髪を整えたり、女性は死に化粧をしたりします。

花屋

花屋さんは葬儀の進行に直接かかわりはないですが、祭壇に花を飾ったり、供花は花屋さんの仕事です。

まとめ

いかがでしたか?

葬儀は人の死を扱う仕事なので、世間ではあまりいい印象を持っていない人もいますが、なくてはならない仕事とも言えます。

葬儀の仕事の奥深さや感謝のされ方に魅力ややりがいを感じ、続ける人も多い業界でもあります。
興味がある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。

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