仏壇にお線香をあげるとき、
仏教的な仕来りとして、どんな風にお線香をあげるのか。
ふと考えてみると、自分の方法が正しいのか。
疑問に思うことってありませんか。
あまり宗教に関心がなくても、仏式で供養しているのですから、
最低限、仏壇にお線香をお供えする方法くらいは抑えておきたいですよね。
ココでは、
- 仏壇にお線香をあげる方法
- 線香は立てるのか寝かせるのか
- お鈴は鳴らした方が良いのか
ご紹介しますので、参考になれば幸いです。
仏壇のお線香のあげ方。お参りの仕方
仏壇への線香のあげ方。5つの手順でまとめました。
- STEP01仏壇またはお位牌の前に正座し一礼最初に一礼します。
- STEP02ロウソクに火を灯すライターやマッチでロウソクに火を灯します。
- STEP03線香に火を灯し香炉に立てるロウソクの火から線香に火を灯します。
※ライターやマッチで線香に火を灯すのはNG
※線香に火が上がった際は手で扇いで消します。 - STEP04合掌合掌して祈ります。
- STEP05遺影に一礼遺影に一礼して下がります。
※ロウソクの火を消す際も手で扇いで消します。
宗教の作法としてご紹介しました。
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線香をあげる際にやってはいけないこと
線香をあげる際にやってはいけないことご紹介します。
下記の点だけは気をつけましょう。
- 線香に直接火をつけない
- 線香・ロウソクの火は息を吹きかけて消さない
線香は、まずロウソクに火を灯して、ロウソクの火で線香に火をつけます。
線香から炎が上がった際は、手で扇いで消します。
お鈴はならさない
お鈴は正式には読経の際に使うものです。
線香をあげる際に、お鈴を鳴らす必要はありません。
線香を立てる、折って寝かせるの違い
基本的にお線香は香炉に1本立てます。
線香を寝かせる宗派は、浄土真宗(西・東)です。
線香を折って火を灯し丸い香炉に収まるように寝かせます。
香炉に収まれば2つに折っても3つ折っても構いません。
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まとめ
仏壇にお線香をお供えする方法についてご紹介してきました。
ロウソクも線香も、火を消す際は手で扇いで消しましょう。
息を吹きかけて消すのはNGです。
これだけ覚えておけば、特にマナー違反にはならないでしょう。